鬼に金棒と言うけれど

2013年3月11日
鬼に金棒と言うけれど

鬼に金棒という言葉があります。
これはどういう状態を言うのでしょうか。
鬼というのは、もともと金の属性なんですね。
つまり、金、金属の精霊なわけです。
金属というのは東洋の陰陽五行においては義を象徴する属性です。正義の事ですね。
つまり鬼の金棒とは、正義を振りかざしたい鬼が金棒という「正義の大義名分」を手に入れて
調子にのってしまった状態をさします。
人に文明をもたらし、繁栄をもたらす金属。
陰陽五行においては金という属性は土より生まれてて水を産み、木を害します。そして火に害されます。
水は知恵の象徴、火は礼節と法を象徴しますし、土は信用を象徴します。木は仁愛です。

でも、鬼といえば悪の権化のようなイメージがありますよね。
東洋思想における鬼の害というのは実は正義が行きすぎた状態をいいます。
つまり、何でもかんでも、正義の名も元に争いを起こすことが鬼の害ですね。
でも、義の金がないと木が増えすぎて社会の腐敗が進む。
だから、一見悪の権化だと思われている鬼は地獄に住んでいますよね。
地獄に落ちてきた罪人を正義の名の下に虐め倒して殺しまくるのが鬼は
楽しくてたまらないのです。
だから、鬼にとって地獄は極楽なんですね。
だから地獄には鉄を象徴する針の山があるんです。
そして、礼節と法の番人である閻魔様が地獄を管理し、鬼どもは閻魔様に 
頭があがらず、極楽にまで攻め込んで善人まで殺すことができないのではないでしょうか。
本当は鬼は善人も殺したくてたまらないんだと思います(笑)
鬼も適度なら正義といいましたが、鬼が理性を持ち、世間に善をもたらした存在というものは
どういうものなのでしょうか。
それはつまり、ヤクシーです。
ヤクシーは日本語では夜叉のことで、インドで生まれた妖怪ですが、
男性はヤクシャ、女性をヤクシーと呼びます。
このヤクシーが善の善化した存在が薬師如来ですね。
薬師如来は知恵を産み、知恵の力で人に医薬を与え、人間を救います。
金の化身とはそのような存在であり、仏法と深く関わった存在なのです。
最下層は地獄の鬼から上流層は薬師如来まで。





2014年02月10日
竹取物語に感じた違和感

竹取物語の登場人物を調べていくうち、
この物語であしざまに書かれている人物たちは、いずれも大変に
天皇に対して忠誠を誓った人達だと分かってきました。
大伴御行は、
大君は 神にしませば 赤駒の 腹這ふ田居(たい)を 都と成しつ
という歌を残しており、皇室に対する強い忠誠の念がうかがわれます。
また石作皇子のモデルとなった多治比嶋は柿本人麻呂の支援者であり、
柿本人麻呂も
大君は 神にしませば 天雲の 雷の上に いほりせるかも
と歌をよんでします。
この竹取物語と同時期に作られたであろう鉄人伝説は
世間には浸透せず、記紀にも記述がありませんが、
実は、白村江の敗戦のあと唐との講和の条件として
日本側に唐の使節団が派遣された可能性について考えさせられます。
なぜなら文武天皇が越智益躬の功績を称えて鴨部神社を建立しているからです。
その後、日本の国家体制を固めた藤原不比等は藤原氏の繁栄のために
多くの氏族を追い落としたかのように現代では見られていますが、
実はそれは、白村江以降、日本の中枢に入り込んだ唐の息のかかった
勢力を排斥することが目的であったのではないかと思われます。
そして、竹取物語の作者はこの時排斥された渡来人の系統の人では
なかったかと推察できます。
竹取物語は仏教や道教に強い影響を受けており、
天の国とは唐の事であり、天に帰っていったとは日本の政界から排斥されて
唐に帰っていった渡来人であり、天皇が焼き払った不老不死の薬とは
渡来人から見て崇高であった唐の文化や習俗ではなかったかと思います。

先に触れた鉄人伝説ですが、鉄人討伐の戦いで命を落した家臣を越智益躬が
弔った寺が東禅寺でありこの寺は真言宗の寺です。


1. Posted by ぐり~ん 2014年02月10日 16:14
おお!藤原不比等が愛国者であったと聞き嬉しい限りですo(^-^)o

かつて、大和系の天皇である天命開別尊(天智天皇)が、日本が白村江の戦いで敗れたため、その機に乗じてそれまでの政権であった久米系天皇から政権を奪取し、唐に対して「逆賊を征伐したのでこの政権を認めて欲しい」と使いを送り、唐はそれを認めた、とありましたよね。
その時の天智天皇の機転のお蔭で日本は領土を失うことを免れたとも。

しかしその後、いわゆる洋行帰りのエリートたち(=帰朝した遣唐使たち)が、白村江で敗れた自分たち日本の文化、習慣、宗教(=神道)を馬鹿にし、唐の制度を“優れた先進文明”であるとして何かにつけてそれを取り入れるべく画策したので、その後の日本の心ある為政者たちは、これに対処するのに大変苦悩したと。
なんか日本は昔から反日日本人に苦労させられてきた歴史があることを知って愕然としたものでした。
そして、危機にあった日本の文化、風習、そして固有民族信仰である神道を守るために、身を犠牲にして働いて下さったのが何と渡来人である秦氏の方々であったと。


「左近の桜 右近の橘」

思い出しています。
2. Posted by 楠乃小玉 2014年02月10日 18:35
ぐり~んさん
物部の一族というのは
歴史の転換点に出てきて、
国を守る行動をしますね。
非常に面白いと思います。
藤原不比等という人も
現代の感覚で色々誤解されたり、
あまり知られていない人物だと
思うので、もう一度
勉強しなおさないといけないなあと
思います。
現在、神道の伝統が残っているのも
物部氏の一族の功績が大きいと思います。
3. Posted by ぐり~ん 2014年02月12日 21:51
『竹取物語』って、排斥された渡来系の人達による、「引かれ者の小唄」みたいな感じがあったんでしょうかね?
月読命自体は紀記に記される日本の神様ですけど、彼ら渡来人たちは自分たちの奉じている神に月読命を仮託していたのでしょうか。

いずれにせよ、不比等グッジョブですo(^-^)o
4. Posted by 楠乃小玉 2014年02月13日 14:45
ぐり~ん さん
竹取物語は道教的思想が
色濃く反映されていますからね。
それにしても竹取物語が
広く日本自由に流布された事実は
注目に値します。
鉄人伝説のような物語は
ほとんど広がっていないのに。
恐らく流通を通じて渡来系の
商人が熱心に流布したのでは
ないでしょうか。
主人公が讃岐の造という名前なのも
海運業者を連想させます。

不比等は神道の伝統を色濃く残した
関東の物部氏の勢力に推されて
出てきた存在だと思います。
藤原氏の勃興によって日本は
神道を取り戻したと言えるでしょう。



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